東洋医学では「腎」と感情が関係する?|志・恐・驚について
2026/10/26
こんにちは、田澤聖士(たざわさとし)です!
これまで、東洋医学における「腎」の働きや、骨・髪・耳との関係についてご紹介してきました。
今回は、「腎と感情の関係」についてお話しします。
皆さんは、身体と感情には関係があると思いますか?
東洋医学では、身体の働きだけでなく、感情や精神活動も五臓と深く関係すると考えられています。
その中でも、腎と関係するのが「志・恐・驚」です。
① 志(し)|意志を保つ働き
東洋医学には、「腎は志を蔵する」という考え方があります。
ここでいう「志」とは、目標に向かう意志や、物事を継続しようとする精神的な働きを指します。
東洋医学では、腎の働きが充実していると志が保たれ、反対に腎の働きが失調すると、意欲や意志の働きにも影響が現れると考えられています。
② 恐(きょう)|恐怖との関係
東洋医学では、五臓と感情を関連づけて考えます。
その中で、腎と関係が深い感情が「恐(恐怖)」です。
恐怖を感じることは、人間にとって自然な反応です。
しかし、東洋医学では、過度な恐怖は気の働きを乱し、腎にも影響を及ぼすと考えられています。
これを「恐れれば気下る」と表現します。
③ 驚(きょう)|驚きとの関係
突然、大きな音が鳴ったときや、予想していなかった出来事が起きたとき、人は驚きます。
東洋医学では、強い驚きは気の働きを乱すと考えられています。
これを「驚けば気乱れる」と表現します。
驚きは主に心の働きとも関係づけられますが、腎とも関連すると考えられています。
まとめ
今回は、東洋医学における腎と感情の関係についてご紹介しました。
志: 意志や物事を継続する精神的な働き
恐: 恐怖と腎の関係
驚: 驚きによる気の変化
東洋医学では、身体と心を切り離さず、互いに関係するものとして捉えています。
身体の不調だけでなく、その人の精神的な状態にも目を向ける。
こうした視点も、東洋医学の特徴の一つです。
今回で、東洋医学の「腎」シリーズは一区切りとなります。
今後も、東洋医学の知識をわかりやすくお伝えしていきたいと思います!
※本記事は東洋医学の伝統的な理論を紹介したものです。感情や精神状態が現代医学における腎臓の機能を直接示すものではなく、意欲の低下や不安などの原因を腎の状態だけで判断することはできません。
------------------------------------------------------------
トレーナー・治療家 田澤聖士
活動拠点:東京都
問い合わせ
Mail:satoshi.gamba739@gmail.com
Instagram
------------------------------------------------------------
